特集・脳が危ないダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議のHPから写し書きいたしました。
実は、前に新聞で読んで、
遺伝も含め、環境汚染で成長した親が、発達障害児を出産している事にびっくりしましたので、この記事をUPしています。
脳の発達を妨げる化学物質の蓄積
科学技術振興機構「内分泌かく乱物質」領域・研究代表者 黒田洋一郎博士に聞く
近年、自閉症や学習障害、「切れやすい」子どもが増えているといわれています。数字でみると、どの程度増えているのでしょうか。
「最近の文部科学省の調査によると、高機能自閉症、注意欠陥多動性障害、学習障害と考えられる子どもは全学童の6.2パーセント(17人に1人)。注意欠陥多動性障害と学習障害を併せ持っている子どもは30パーセントを超えているという説が有力です。」色>
――自閉症の診断は難しいと聞きますが……。
「診断は非常に難しいですね。小児神経科や児童精神科の専門医でさえも難しいのです。」
●有害化学物質汚染が自閉症増加の一因
――自閉症や学習障害児、行動異常児などが増えている原因は何でしょうか。
「原因は胎児や新生児の化学物質環境、育児環境、家庭環境、テレビの影響などの社会環境などが考えられます。このうち、化学物質の毒性や危険性については食品や薬の安全性などの問題を通じて、たくさんの経験がある。ここ数十年の増加は何らかの環境要因によることは確実です。環境由来の化学物質が子どもの脳の機能の発達に影響を与えている可能性は無視できなくなっています。しかし、それ以外は因果関係の立証が難しい。どれが一番多く、次が何かというようなことも、わかっていません。」
――化学物質の環境に限って言えば、脳に有害な化学物質が蓄積されることが脳の機能発達や行動の異常を引き起こす原因になっているといえますか。
「そのとおりです。」
――米国は、どのような状況ですか。
「米国では自閉症の子どもが0.2パーセントの割合で存在し、カリフォルニア州では1987年から1998年までに自閉症児の登録数は倍増しました。学習障害も増えています。注意欠陥多動性障害の子どもは最も少ない数字でも全学童の3〜6パーセント、最大では17パーセントとさえいわれます。このような数字の開きは診断の難しさや医師の診断方法に原因がある。」
●脳機能障害は多種化学物質の複合汚染か
――
子どもの脳の機能の発達障害や行動異常の原因の1つが環境由来の化学物質の蓄積であることは、よくわかりました。その化学物質の蓄積は後天的なものですか、それとも先天的に体内にあるためですか。自閉症児などの場合、どちらが多いのでしょうか。
「脳の機能発達や行動の異常に遺伝的な影響があることは確かですが、それは大きくはない。環境ホルモンが遺伝子の働きを狂わせるために、遺伝子に異常が生じていなくても、脳機能の発達は障害を受けます。このように後天的な影響のほうが、先天的な影響よりもずっと大きいのです。」
――脳の機能発達や行動の異常を引き起こす化学物質の蓄積は複合汚染でしょうか。
「農村部では多様な農薬が大量に散布され、都市部でもガーデニングや雑草取りに殺虫剤や除草剤などの各種農薬が使われ、室内では殺虫剤が使われています。このほか、食品の農薬汚染もあり、全国的に著しい複合汚染が起こっています。家庭でよく使われる殺虫剤の成分であるペルメトリンやDDTなどの農薬類、流産防止剤DESは脳の記憶や学習の機能を阻害すること、しかもそれらを一緒に与えると、障害の程度が相加的に大きくなることが動物実験によって明らかになっています。複合汚染が障害を大きくしていることを示す例でしょう。」
●世界トップレベルまで進んだ日本の脳神経学
――『奪われし未来』の中に、神経系や脳の発達などを研究している世界各国の18人の専門家たちが1996年5月、「内分泌かく乱物質は環境中や人体に存在する濃度で脳の発達を脅かし、子どもの知能低下や学習障害、注意力欠如、ストレスへの過剰反応などを招くおそれがある」と警告し、この有害性を調査するための国際協力を呼び掛けたことが書かれています。日本の、この分野の研究は現在、どこまで進んでいるのでしょうか。
「『奪われし未来』(”Our Stolen Future”の邦訳。)の出版以来、研究に予算がつけられ、それまで弱かった毒性学の中の脳や神経の分野の研究が進みました。日本の脳神経学の研究は、この7年ほどの間に圧倒的に進み、今や世界のトップレベルに達したと言えるでしょう。記憶をつかさどる脳の遺伝子の発現が殺虫剤・農薬などの化学物質によってかく乱され、抑制されることが近年、日本の研究者によって発見されました。」
――環境ホルモンなどの化学物質によって脳の発達に障害が生じた子どもの場合、正常に戻すことは可能でしょうか。どうすれば正常に戻せるのでしょうか。
「重篤な汚染でなければ、ケアによって正常に戻すことは可能です。」
●必要な身辺化学物質の早急なリスク評価
環境ホルモンや重金属などの化学物質は環境汚染によって人の体に取り込まれ、脳の発達に障害をもたらすことがわかりました。色>この観点からすれば、世界的には「残留性有機化合物(POPs)廃絶条約」でダイオキシンやPCB、DDTなどのPOPsを廃絶していくことになり、また国内ではゴミ焼却によるダイオキシン発生量を1997年以降の7年間に大幅に低減させたことは大きな前進だったと思います。今後、どのような課題に取り組むべきでしょうか。
「台湾の油症事件のときの疫学調査の結果、PCBに暴露されてしまった母親から生まれた子どもに知能低下や多動性障害などの脳の発達障害が起こったと言われました。日本ではPCBやダイオキシン、各種農薬による母親の人体汚染がかなり以前から全国的に起こっていますから、個人による程度の差こそあれ、ほぼ同じ知能低下、多動性障害などの脳の発達障害が日本の子どもたち全体に一定の割合で生じたことになります。最近の日本人のPCB血中濃度測定結果によると、血液1グラム当たりのPCB総量は平均650ピコグラム。一時期より低下したとはいえ、まだ高いのです。
多種の化学物質汚染が著しい日本では身の周りにある化学物質がどのような毒性をもっているかを早急に明らかにし、人の健康へのリスク評価を行なう必要があります。」
アチャは30パーセントの一人だったΣ(゜□゜*) そうかあ...と思って下さった方、ポチっとクリックしてくださいな(*^ー゚)v